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発達障害で不登校の息子が生きやすい世の中になりますように!!

発達の遅れと幼稚園に入園するまで

たくさんあるので何から綴ろうか悩みますが…

まずは「発達の遅れと幼稚園に入園するまで」について

うろ覚えながら綴ってみます。(7~8年前のことなので(*_*;))

 

現在、息子は小学5年生です。

自閉症スペクトラム障害高機能自閉症)と診断名をつけたのは5歳の時です。

 

1歳半健診の時に言葉の遅れがあり、様子見になりました。2歳で再健診したときにまだ発語がなかったため、「親子教室」と呼ばれる保健センターで発達の気になる子向けの教室を案内されたのですが、自分の中ではなかなか受け入れることができなくて、その時は行きませんでした。その健診の後から、言葉が出るようになったのもあったのですが…

 

息子は3月生まれのため、幼稚園の年少から入園させるためには、2歳から幼稚園選びをしなければならなく、候補の幼稚園のプレ幼稚園に通わせてみることにしたのです。そこで集団行動ができないことや、他の子との差を少しずつ感じ始めました。成長には個人差があるので、何とも言えないのですが、他の子とは何か違う…

現実を受け入れたくない思いも強く、このまま無事に幼稚園に入園できるのかなという不安、心配、焦りはあったものの、日々のものすごく大変な子育てと家事の中でとても孤独だったことを覚えています。

 

入園させたい幼稚園の説明会に出たときの資料に「発達に気になる点がある方は必ず相談してください」という文言があったので、入園できなくなるかもしれないという思いもあったのですが、知らんぷりして入園させて退園させられたらその方が問題だという思いもあり、園と面談してもらうことになりました。

 

面談では、「入園はできるけど、親子教室には行った方がよい」というアドバイスをいただき、少しホッとしたことを覚えています。

 

もちろん、年中から入園させる2年保育の方も少数はいるのですが、年少から入園させる方が多数であり、なんとなく波に乗らないとという思いと、四六時中息子といることがとても大変だったので、育児から離れる時間が欲しいという思いも強かったのです。

 

その後、保健センターへ連絡をとり、「親子教室」へ通い始めました。行ってみたら、思っていたより、多くの方が参加しており、2歳健診で勧められたときに意地を張らずに行き始めてればよかったなと思いました。

 

地域の支援センターにもなるべく通うようにしていたのですが、その時に、知り合った息子と同じ学年のお母さんも言葉の遅れを指摘されて悩んでいて、そのお母さんとは同じ悩みを持ち、なかなか受け入れられないという同じ境遇の中で、私の中ではとても心強い存在でした。

 

幼稚園については2つの候補があったのですが、面談してない方の幼稚園では、前期のプレの最終日に入園できるか聞いたところ、「来年まで待って、2年保育でもいいのでは?」と言われショックを受けたことを覚えています。

面談を受けた方の幼稚園では入園許可がおりたのですが、プレの最終日に封筒を手渡されました。何が入っていたかというと、「発達センターの案内」でした。すごくびっくりしたのと、ショックだったのとを覚えています。

実は、前述した支援センターで知り合った言葉の遅れを指摘された子は、その幼稚園の入園を断られていたのです。その子のお母さんは、他の園も探しましたが最終的に市の「発達センター」へ行くことに決めていました。

 

途端に、とても不安になりました。発達センターの案内を受け取ったのが、3月のことだったのですでに入園準備もしていて、「うちの子、入園して本当に大丈夫なのかな…」という思いでした。

 

市の発達センターは、通園指導と専門職指導があり、通園指導の方は、幼稚園のように預けて集団生活の基礎や身の回りのことをできるように指導してもらうところ、専門職指導は心理指導や作業療法、…etc、時間予約制で月に1~2回45分間、専門的な知識のある先生からマンツーマンで指導してもらうことができるところです。

 

幼稚園の園長先生は月に1~2回専門職指導の方を利用することで、発達の遅れについては専門的な指導を受けた方が幼稚園生活もよりよくなるのではという思いであったと思うのですが、私は、入園を辞めて発達センターの通園指導に通った方がよいのではないかという思いに苛まれることになりました。

 

しかしながら、もう入園が迫っており、今さら園にも夫にも「幼稚園の入園を辞め、発達センターへ通わせる」と言えないでいました。発達センターへ問い合わせた時に3月だったため、人事異動などがあり、来月(4月)にならないと面談できないということにもなっていたため、幼稚園の入園を辞めても、発達センターへ通うこともできるかわからない状態でもありました。

 

そんな不安を抱えながらも幼稚園の入園式を迎え、幼稚園生活も始まったのです。